散文誌

日記・小説

Category: スポンサー広告  

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: VIPでテキストサイト『共通テーマ』  

共通テーマ『幼女』

2chに入り浸っていると、真偽はどうあれ様々な情報のシャワーに曝される。長く曝されれば曝されるほど、水流を形作る一つ一つの滴がどんなに汚れていようと気にしなくなってくる。たとえ曲解された情報であっても、面白ければそれでいい。そんなメンタリズムに冒されていくのだ。それが良いか悪いかはどうあれ、ときに砂漠から砂金を掘り当てるような情報に出くわすこともある。

とある板のあるスレッドに、こんなレスがあった。

「バレエのコンクールは言わずと知れた穴場なんだよ。規模が大きければ大きいほど、更衣室に入れきれなかった女の子たちが廊下やロビーなんかでおおっぴらに着替えてるんだから」

言っておくが僕は幼女に性的興奮を覚えるような変態ではない。がしかし、この情報には一笑に付すことのできない何かがあった。それは善良な市民たる僕の良心に引っかかる何かであったかもしれない。とにかく僕は、この真偽の定かではない情報に対して、調べる必要があると感じたのである。

まずはバレエコンクールがどこでいつ行われるかを知らなければならない。僕はグーグルやヤフーといった主要検索サイトで情報をあぶり出し、さらに居住地で絞込みをかけたところ、何件かヒットした。バレエコンクールとやらがそこそこの頻度で催されていることを知った僕は、驚くとともに軽く興奮した。もちろん、情報の真偽をこれで確かめられるという想いからである。けっして、やましい想いからのことではない。

ヒットしたサイトの情報を吟味すると、どうやら大半のバレエコンクールとやらは大小さまざまなバレエ教室が独自で行なうコンクールのようで、他のスポーツのように公の連盟が取り仕切るコンクールはあまりないようである。いってみればコンクールと名がついた発表会のようなモノが大半らしい。

発表会ならお金はとられないのかなと思いきや、入場料は取られるようだ。しかもチケット制である。一枚千円という値段が高いのか安いのか判断がつかないが、チケットを求めるには主催者に連絡しなければならないらしい。とてつもなく高いハードルが目の前に立ち塞がり、失望に消沈しかけたが、つと思い直した。確認しなければならないのはあくまで廊下などで女の子が本当にきがえているのかどうかであって、なにもわざわざ鑑賞する必要はないのである。再び沸きあがってくる興奮に逸る手を抑えながら、僕は日時と場所をメモ用紙に殴り書いた。

さて当日、僕はそこへ行ってあれやこれやを見たと書こうと思ったけれども、ウソをつくのがいやになったのでやめることにする。そう、全部ウソである。僕が書いた偽りの情報でベドフィリアやロリコンといった類が手のひらで踊るさまを想像して悦に入る自分に嫌気が差した。真に申し訳ない。この駄文に一つ、事実があるとするなら、それはレスの内容である。情報源は舞姫テレプシコーラという漫画で、そこに記された内容をそっくり書き出した。それは事実である。しかし、真実かどうかは、あなた自身でお確かめになってはいかがでしょうか。
関連記事
スポンサーサイト

Newer Entryお題バトン『自由という不自由』

Older Entryお題バトン『自分の中の許容範囲』

 

Comments
Leave a comment








1234567891011121314151617181920212223242526272829303107 < >
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。