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空白期間

進路相談的なスレみてて思ってたんだが、ニートが就職する際、必ず聞かれるであろう空白期間について
どう説明すればいいのか、足りない頭で考えてみた。



社会人なら誰しもが持っている、勤労意欲、向上心、そして社会へのささやかながらの貢献。
当然、持っていて然るべきモノを、私はこれまで持っていませんでした。
それは○年という空白期間にもありますように、ただちっぽけな私自身のプライドを守るために、
労働に伴う様々な物事から逃げ出した経験から導き出した、自己評価ゆえの事です。

それからの私は、両親の庇護のもと、再就職を目指しておりましたが、若さゆえのくだらない
ちっぽけなプライドと、一度壁から逃げ出したことによる羞恥心により、就職活動に実が入らず、
受ける会社受ける会社、ことごとく失格の烙印を押される結果となったのは、私の至らなさがゆえの
結果です。

でも、私は認めたくなかった。自己の弱さを、認めたくなかったがために、私はその責任を
社会へと、親へと、転換しはじめました。私が巧く社会に適応できないのは○○のせいだ、と。

そこから、私の空白期間が始まったのです。当初は再就職の道を模索しない私に強く説教をしていた
両親も、一年、二年と経つうちに舌勢は尻すぼみ、やがて何も言ってこなくなってきました。

その頃にはもう私は、このままいわゆるニートとして生きていけたら、などと身勝手な展望をもっていたのです。
しかし、再就職への望みは、捨てたわけではありませんでした。望みは、羞恥心や年齢的なハンデ、
その他諸々の自信の無さから、ほとんど無きに等しいものではありましたが、あるにはあったのです、
私の中にも、勤労する喜びや、そこから発展していく未来という小さな萌芽が。

その萌芽が花開く前に、私はこの世でもっとも大切な存在を失いました。母です。
今まで当たり前のように自分の傍にいてくれた母が、突然、なんの前触れもなく、私の前から姿を消しました。

以前、ある人に、「人は後悔しながら生きていく生き物だ」、と教わったことがあります。
私は失ってはじめて、母の大切さに気づいたのです。いつも私をいたわり、見守ってくれて
いた母は、親孝行一つすることなく、私より先に旅立ってしまいました。
私はなんという親不孝者だろうと、母が泣くなって数日間、自分を罵り続けました。
呆然と日々を送る私に、もう何年も口を聞いていない父がこう言いました。

「おまえのお母さんは、おまえが一人前の人間として生きていける人間であることを見ることなく、
逝ってしまったな。わしは十分大人であるおまえにとやかく言わないし、言ったところで、お前が
変わるとは思えない。けれど、お前自身のためにも、なにより、お母さんのためにも、証明して
欲しいんだ。お前が、一人前の社会人として生活できるということを。それだけだ」

父の短く、しかし想いのこもった言葉に、私は胸を突かれました。
母の無償の愛に対して、私はただ受けるのみでした。その溢れる愛の源泉に、なんら一滴も
返すことが出来ないまま、一生を終えていいものなのかと、もし、あの世というモノがあった
としたら、私はどの面下げて母と対面できるのかと、自己を叱咤しました。

返すべき恩を受ける母はもう、いません。ですが、私は一人の人間として、しっかりとした
社会人になることで、亡き母の想いに報いることが出来るのではないのかと思ったのです。

と書いたところであまりにも長すぎることに気づいた。就活って大変なんですね


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